ChatGPTやClaudeを業務で使っていても、「毎回ファイルをアップロードして、指示を出して、結果をコピーする」といった使い方で止まっているケースは少なくありません。
Claude Codeを活用すると、AIに質問して回答を得るだけでなく、PC上のフォルダやファイルを扱いながら、複数の作業をまとめて任せることができます。
例えば、必要なファイルを探す、内容を整理する、ファイルを作成・修正する、複数の作業をまとめて進めるといった使い方です。
今回は、Claude Codeを業務に取り入れるための流れを、平日15分×5日で試せる形に整理しました。
Claude Codeを使うと何が変わる?
これまで生成AIを使う場合は、必要なファイルを自分で探し、情報をAIに渡し、生成された結果をコピーして保存するといった工程を、人が一つずつ進める必要がありました。
Claude Codeでは、こうした作業の一部をまとめて任せやすくなります。
■ これまでの生成AI活用
・自分で必要なファイルを探す
・必要な情報をコピーしてAIに渡す
・生成された回答をコピーして保存する
・作業ごとに1つずつ指示する
■ Claude Code
・必要なファイルを探してもらう
・ファイルの内容を確認してもらう
・ファイルを作成・修正してもらう
・複数の工程をまとめて任せる
つまり、「答えてもらうAI」から「PC上の作業を任せるAI」へと、活用範囲を広げられるのが特徴です。
平日15分×5日で試すClaude Code活用
最初から複雑な自動化を目指すのではなく、5日間で少しずつ任せる範囲を広げていきます。
DAY1|フォルダ確認
【目標】PC上のファイルを扱う感覚を理解する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やること | 「このフォルダに何が入っているか確認して」と頼む |
| ポイント | まずは変更させず、探す・読む・整理するところから始める。最初は1つのフォルダだけでOK |
| 例 | 営業資料フォルダの中身を一覧化/議事録フォルダのファイル分類/提案書フォルダの構成確認 |
最初は、Claude CodeにPC上のファイルを扱わせる感覚をつかむところから始めます。
いきなり複雑な作業を任せる必要はありません。まずは営業資料、議事録、提案書など、一つのフォルダだけを対象にして、中にあるファイルを確認してもらうところから試すと分かりやすいでしょう。
DAY2|情報探索
【目標】自分でファイルを探す作業を減らす
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やること | 「A社に関係する資料を全部探して、内容を整理して」と頼む |
| ポイント | ファイルを1つずつ開かず、関連資料をまとめて探してもらう。必要な情報だけを抜き出してもらう |
| 例 | 特定顧客の資料を横断確認/今週の会議メモだけ抽出/複数資料から共通情報を整理 |
次は、自分でファイルを一つずつ開いて探している作業を任せます。
複数の資料を横断して確認できるため、必要な情報を探す時間を減らしやすくなります。
DAY3|ファイル作成
【目標】整理した内容を成果物として残す
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やること | 「議事録からToDoを整理して、todo.mdとして保存して」と頼む |
| ポイント | 情報を整理して終わりではなく、ファイルとして保存するところまで任せる |
| 例 | 議事録からToDo一覧を作成/メモから要点整理ファイルを作成/資料内容をまとめたファイルを作成 |
Claude Codeでは、整理した内容をそのままファイルとして保存できます。
生成された回答をコピーして別のファイルに貼り付けるのではなく、成果物を作るところまで任せることで、作業工程をさらに減らしやすくなります。
DAY4|複数工程をまとめて実行
【目標】複数の作業を一連の流れとして任せる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やること | 「今週の議事録を確認して、未完了ToDoを抽出し、担当者別に整理して一覧を作って」と頼む |
| ポイント | 作業を1つずつ指示するのではなく、2〜3工程をまとめて任せる |
| 例 | 議事録確認→ToDo抽出→担当者別整理→ファイル作成 |
慣れてきたら、これまで人が順番に行っていた作業を、一つの指示にまとめてみます。
例えば、「探す」「整理する」「ファイルを作る」といった複数工程をまとめることで、Claude Codeに業務フローの一部を任せる感覚がつかみやすくなります。
DAY5|実際の業務で試す
【目標】日常業務の中でClaude Codeを使ってみる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| やること | 自分が繰り返している業務を1つ選び、Claude Codeに任せてみる |
| ポイント | 毎週・毎月行う、手順が決まっている、複数ファイルを確認する業務から始める |
| 例 | 議事録からToDo一覧を作成/複数資料から比較表を作成/CSVから集計レポートを作成 |
最後は、自分の仕事の中から、実際に繰り返している作業を一つ選んで試します。
最初からすべてを自動化しようとせず、まずは一つの業務を任せ、使える範囲を少しずつ広げていくことがポイントです。
Claude Codeを業務で活用するには、操作方法を覚えるだけでなく、「どの業務を任せるのか」「どのフォルダやファイルを使うのか」「どこまで作業を進めてもらうのか」まで整理することが大切です。
フォルダ確認や情報探索、ファイル作成など、業務の一部から段階的に任せることで、自社の仕事に合った活用方法を見つけやすくなります。
こうした生成AIへの仕事の渡し方を、自社の業務フローに合わせて設計し、AIに任せる工程と人が判断する工程を整理する役割として注目されているのが、生成AIマーケターです。
Claude Codeを一部の担当者だけが使える状態では、社内全体の業務効率化にはつながりにくくなります。
どの業務から使い始めるのか、どの情報を扱ってよいのか、どこまでAIに任せるのか、作成された内容をどのように確認するのかまで、社員が共通して理解しておくことが重要です。
こうした生成AIの基本的な使い方から、業務への取り入れ方、仕事の任せ方、確認方法まで実践的に学べるのが、生成AI研修です。
まとめ
Claude Codeを業務で使い始めるときは、最初から複雑な自動化を目指す必要はありません。
まずはフォルダ確認や情報探索など、変更を伴わない作業から始め、ファイル作成、複数工程の実行へと少しずつ任せる範囲を広げていくことが大切です。
自分が毎週・毎月繰り返している業務の中から、手順が決まっていてClaude Codeに任せやすい作業を1つ選ぶことで、実際の業務に取り入れやすくなります。
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