2025年10月第2週は、業務の自動化・AIエージェント活用が一段と進化する発表が相次ぎました。
Geminiの新モデルから、OpenAIの大規模イベント予告、そしてAIエージェントの視覚化・動画生成まで、押さえておきたい注目ニュースをまとめます。
【Google】
Gemini 2.5が“人間のように”ブラウジングする新時代へ
- Gemini 2.5の「Computer Use」発表により、AIがWebサイトを自動操作し、購入や入力作業を代行できる未来が見えてきました。
- 定型データ作業、オンライン申請、商品リサーチなどをAIが自動化。
- Geminiのバリューパック化も進行中で、企業導入の選択肢が拡大。
Opalが日本語対応&15万人超に拡大
- ノーコードでAIエージェントを組み立てられる開発ツール「Opal」が日本語に対応。
- アプリ画面の自動生成や業務フローの統合が可能に。
- UI改善やテンプレの拡充も発表され、実用フェーズへ突入。
企業向けAI統合基盤「Gemini Enterprise」が本格始動
- Microsoft365やSalesforceなどの業務基盤と連携し、企業全体のAI活用を推進。
- 自社専用のAIエージェントが構築でき、レポート作成や資料整理などを一括自動化。
- 部署ごとのワークフローにも柔軟に対応。
【OpenAI】
11月に「OpenAI DevDay 2025」開催決定
- 次世代GPT(GPT-5 Pro?)や、音声/映像/設計への拡張機能が披露される見込み。
- 「Agent Kit」など、AIエージェント開発支援ツールの登場にも注目。
- ChatGPT以外のアプリ連携やLLMの商用活用も大きく前進。
【MainFunc】
動画生成AI「Sora 2」提供開始
- 自然な人物描写とスムーズなカメラワークで、広告/PR用動画の制作に最適。
- ChatGPTと組み合わせて、台本から即生成も可能。
- SNS用動画やショートフィルムの“AI撮影”時代が加速。
【Eleven Labs】
AIエージェントの「思考」を可視化するツール登場
- 「Agent Workflows」により、AIがどのように判断し動いているかを視覚的に表示可能。
- 社内プレゼンやクライアント説明に活用できる“透明なAI”ツール。
- AIの行動や思考プロセスを可視化することで、エラー検知や業務改善にも有効。
まとめ
業務の自動化やノーコード開発、AIエージェントの視覚化など、BtoB企業にとって「次の一手」となるトピックが続々登場した10月2週。
今後は単なる生成ではなく、“どう活用するか”“どうつなげるか”がカギになるでしょう。
生成AIを軸とした「業務オペレーションの再設計」は、すでに始まっています。